ここ数ヶ月、主要なイラスト投稿プラットフォームやX(旧Twitter)では、音楽をテーマにしたビジュアルアートの投稿数が前年比で約2.5倍に跳ね上がっている。特に目立つのが、若年層を中心とした「吹奏楽回帰」の動きだ。かつての部活ブームとは異なり、今回はデジタルネイティブたちが自らの「推し」やオリジナルキャラクターにトランペットを持たせ、その輝きをデジタルキャンバスに落とし込む作業に没頭している。
スマートフォンの画面越しでも伝わる、金属特有のリフレクション(光の反射)や、指先が触れるピストンの冷たさ。それらをいかに二次元で再現するかという一種の「作画競技」のような空気感が、現在のコミュニティを熱狂させている要因の一つだろう。