ここ数年で、日本のボディイメージを取り巻く環境は劇的に変化した。ただ細いだけの体型を目指す「痩せ姫」信仰は影を潜め、代わりに支持を集めているのが、適度な筋肉と健康的で引き締まった「アクティブ・ボディ」だ。
ピラティスやウェイトトレーニングが日常のルーティンとして定着したことで、体重計の数字よりも「体脂肪率」や「骨格筋量」を重視する人が急増している。体重が50キロであっても、筋肉が少なく脂肪が多い体型と、筋肉が程よくついて引き締まった体型では、見た目の印象が全く異なる。この事実が広く知れ渡ったことで、単純な引き算による目標設定そのものが、時代遅れのものとして捉えられるようになった。