脱退に至る背景を語る上で避けて通れないのが、かつて世間を騒がせた清水富美加との関係と一連の報道だ。過去の交際トラブルが公になった際、飯田祐馬は自らの非を認め、率直な謝罪コメントを出した。しかし、一度生じたスキャンダルの余波は、日本の音楽業界全体を巻き込む大きな波紋へと発展していく。
連日ワイドショーで取り沙汰される過熱報道。プライベートの切り売りによってバンドの音楽活動そのものが制約を受ける日々に、彼の精神は限界まで追い詰められていった。ロックバンドが背負う商業的な責任と、個人の私生活との危うい境界線。あの騒動は、エンタテインメントビジネスが内包する過酷な現実を浮き彫りにした象徴的な出来事だった。