番組の代名詞とも言えるコーナーが、後半に放送される「ブレイク芸人選手権」です。後半戦の起爆剤として、数々の社会現象やバズを生み出してきました。このコーナーにおけるブレイク芸人選手権のネタは、あえて「深夜番組の悪ふざけ」のようなチープさと中毒性を前面に押し出すことで、視聴者の記憶に強烈な爪痕を残します。
その筆頭がチョコレートプラネットの歴代キャラです。「TT兄弟」は老若男女を巻き込む社会現象となり、広告業界をも席巻しました。その後も、どんな理不尽なトラブルもフードの紐を引いて解決する「Mr.パーカーjr.」、異国情緒漂うリズムで観客を煙に巻く「九城伸明」など、長田の発明力と松尾のリズム感が融合したキャラクターを量産。単なる一発屋で終わらせず、次々と新キャラを投入して自ら更新し続ける姿勢は、後輩芸人たちの明確な道標となっています。
そして、番組史において最大のカルチャー現象となったのが、2.5次元ミュージカルをパロディ化したKOUGU維新でした。きつね(大津広次・淡路幸誠)が発案した「プラスドライバー」と「平やっとこ」から始まったこのユニットは、回を追うごとに豪華なメンバーが合流していきました。
KOUGU維新の歴代メンバー詳細まとめを振り返ると、トム・ブラウン(布川ひろき:キリ/みちお:巻尺)、空気階段(水川かたまり:砥石)、三四郎(小宮浩信:チェーンソー)、パンサー(向井慧:透魂紙)、四千頭身(石橋遼大:紙やすり/後藤拓実:丸鋸/都築拓紀:カッターナイフ)、さらにはパーパーのほしのディスコ(鉄槌)など、事務所の垣根を越えた人気芸人たちが次々と参戦。武道館規模のオンラインライブを即完売させ、楽曲配信やグッズ展開に至るまで、従来のバラエティ番組の枠組みを完全に突破しました。
また、このコーナーを語る上で外せないのがもう中学生の復活の経緯です。長らくメディア露出が落ち着いていたもう中学生が、自作の段ボール小道具と狂気混じりのピュアなお笑いを引っ提げて参戦すると、有吉が涙を流して大爆笑。「概念覆し男」などのネタを通じて、眠っていた唯一無二の才能が再評価され、瞬く間に地上波バラエティへの返り咲きを果たしました。ベテランの底力をすくい上げるセーフティネットとしても、番組は極めて機能しています。