スマートフォンのアプリやPCツールを使えば、誰でも手軽におしゃれな冊子が作れる時代。それにもかかわらず、結婚式プロフィールブック自作に挑んだカップルの間で後悔の声が後を絶ちません。ウェディングプランナーやペーパーアイテム専門業者の証言を紐解くと、そこには「見落とされがちな3つの罠」が存在します。
第一の罠が、プロフィールブック自作失敗後悔の理由として最も多く挙げられる「席次表の確定タイミング」です。席次表は、ゲストの出欠が確定する挙式1ヶ月前から3週間前にかけて変更が頻発します。「急な欠席による配席の変更」「肩書きの漢字ミス」「上座・下座の配置ルール」に追われ、深夜まで修正作業を繰り返すうちに、睡眠不足と焦りから夫婦仲が険悪になるケースが後を絶ちません。
第二の罠は「印刷技術の壁」です。PCの画面上では美しく見えていた写真が、家庭用プリンターや安価な印刷所に出した途端、暗く沈んで顔が識別できなかったり、紙の折り目でゲストの顔写真が断裁されてしまったりする事故が頻発しています。大手知恵袋やSNS上でも、「式前々日に届いた冊子の文字がズレていて、会場で涙を流しながら手作業で直した」という生々しい体験談が散見されます。
第三の罠は、行動経済学でいう「サンクコスト(埋没費用)の呪縛」です。「ここまで時間をかけたのだから完璧に仕上げたい」とこだわりを詰め込みすぎた結果、特殊紙の調達や装飾用リボン、特急印刷料金などの追加出費がかさみ、最終的に専門ショップの外注価格と大差なくなってしまったという本末転倒な事態が多発しています。