ゲッコウガを語る上で欠かせないのが、隠れ特性であるゲッコウガ夢特性へんげんじざいです。出す技と同じタイプに自身のタイプが変化し、すべての攻撃技をタイプ一致(威力1.5倍)で打ち込めるこの特性は、第6世代から第7世代にかけて対戦環境を支配する要因となりました。
しかし、第9世代(SV)において重大なバランス調整(ナーフ)が実施されました。公式アップデートにより、へんげんじざい(およびエースバーンのリベロ)の効果は「場に出てから最初に出す技のタイプに1度だけ変化し、交代するまでそのタイプのまま固定される」という制約が設けられたのです。
この仕様変更に対するランクマッチ勢・対戦コミュニティのリアルな声と評価を検証すると、明暗がはっきりと分かれています。
「以前のように技を打ち分けながら弱点をずらす変幻自在な立ち回りができなくなり、選出難度が格段に上がった」と嘆く声がある一方、「初手のこだわりアイテム型や、ピンポイントの奇襲アタッカーとしては依然として現役トップクラスの奇襲性能がある」とする前向きな評価も根強く存在します。
さらに興味深い現象として、通常特性である「げきりゅう」の再評価が進んでいます。タイプ変化に縛られず、水技の火力を極限まで高めて「きあいのタスキ」と組み合わせるアプローチが確立されるなど、単なる弱体化にとどまらない戦術の多様化が現場で起きています。