里山や住宅街で最も頻繁に目撃されるのは、アオダイショウ、シマヘビ、そしてニホンマムシです。一般財団法人日本蛇族学術研究所(ジャパンスネークセンター)の学術知見に基づき、肉眼で識別するための主要スペックと見分け方を整理しました。
最大の特徴として、アオダイショウ特徴は全長が優に1.5メートルを超える堂々たる体格にあります。樹上性で側稜(キール)と呼ばれる腹板の角を使って垂直な壁や樹木を巧みに登り、ネズミを追って民家の軒先や天井裏に姿を現します。一方、シマヘビ無毒でありながら非常に活動的で、敵が近づくと尾を小刻みに振って威嚇音を立て、電光石火のスピードで威嚇行動をとります。黒化型の個体は「カラスヘビ」と呼ばれ珍重されますが、種としては同一のシマヘビです。
最も識別を誤ってはならないのがマムシ見分け方です。マムシは体長がせいぜい60cm程度と短く、胴回りが太く三角形に張り出しています。決定的な鑑別ポイントは背中の「銭形斑紋」です。楕円形の模様の中に黒い眼のような斑点が入る特徴的な模様をしており、瞳孔は鋭い縦長の楕円形をしています。草むらに擬態してじっと動かないため、誤って手足を近づけて咬まれるケースが大半を占めます。