2007年にタリーズコーヒージャパンの社長を退任した松田公太氏の歩みは、飲食業の枠に留まりませんでした。次に仕掛けたのが、ハワイ発の大人気カジュアルレストラン「Eggs 'n Things(エッグスンシングス)」の日本招聘です。エッグスンシングスと松田公太氏のタッグにより、2010年に原宿1号店がオープンすると、山盛りのホイップクリームが載ったパンケーキを求めて数時間待ちの行列が発生。日本中に巻き起こった第1次パンケーキブームの火付け役となりました。
実業家として連続的な成功を収める中、松田氏は2010年7月の第22回参議院議員通常選挙に東京都選挙区から出馬します。松田公太氏は政治家・参議院議員として「みんなの党」からトップクラスの得票数で初当選を果たしました。
国会議員としての6年間の任期中、松田氏は持ち前のビジネス感覚と国際経験を武器に、規制緩和や行政改革、中小企業・ベンチャー支援政策に注力しました。議員立法による法案提出や国会審議での鋭い追及は各メディアでも高く評価され、後には「日本を元気にする会」の代表を務めるなど、政界再編のキーマンとして存在感を示しました。2016年の任期満了に伴い、「自らが掲げた役割を一区切りつけ、民間の立場から日本経済を活性化させる」として政界をスパッと引退した決断も、松田氏らしい引き際の美学として話題を呼びました。