活動休止後、小出氏が選んだのは日本を離れる道でした。2018年秋、単身アメリカ・ニューヨークへと渡り、英語の習得とともに名門演劇学校に通いながら、一から演技のメソッドを学び直す日々を送ります。
現地では日本人俳優としての知名度は一切通用せず、厳しいオーディションに挑み、ワークショップで他の俳優たちと切磋琢磨する過酷な環境に身を置きました。後にメディアのインタビューで小出氏は、「一度すべてを失ったことで、自分がいかに恵まれた環境に甘えていたかを痛感した。役者として生きることの意味を根底から考え直した」と述懐しています。
そして2020年8月、新事務所リシュモアエンターテインメントへの所属を発表し、日本国内での芸能活動を再開。2021年には鈴木おさむ氏が脚本を手掛けたABEMAオリジナルドラマ『酒癖50』で主演を務め、酒に溺れて身を滅ぼす主人公を怪演。自らの不祥事を想起させるテーマにあえて真正面から挑んだ姿勢は、業界内外で大きな反響を呼びました。
2023年1月には、映画『銀平町シネマブルース』で約6年ぶりの映画主演を果たします。さらに私生活においても、同年1月にアメリカで出会った一般女性とニューヨークで婚姻手続きを完了したことを公式発表。公私ともに確固たる足場を固め、2026年現在は派手な地上波バラエティへの露出は控えつつも、骨太な映画や演劇作品において唯一無二の存在感を発揮しています。