双極性障害1型と2型の決定的な違い|躁の重さと見分け方を徹底解説

双極性障害1型と2型の決定的な違い|躁の重さと見分け方を徹底解説

双極性障害1型と2型の決定的な違い|躁の重さと見分け方を徹底解説の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

双極性障害1型と2型は、発症頻度、うつ期の比率、受診に至るプロセスなど、あらゆる臨床データにおいて異なる特徴を示します。両者の構造的な違いを一覧表で整理しました。

項目双極性障害1型双極性障害2型編集部の臨床的分析躁エピソードの重さ重度の躁状態(妄想、逸脱行動、入院が必要)軽躁状態(社会的破綻はなく本人も快調と認識)1型は他覚的に明白だが、2型は主観的・他覚的ともに見落とされやすい。うつ状態の期間・割合有病期間の約30%(躁とうつの比率は約1:3)有病期間の50%以上(躁とうつの比率は約1:30〜40)2型は人生の大半をうつ状態で過ごすため、精神的消耗が極めて大きい。平均診断確定年数発症から約3〜5年発症から8〜10年以上(単極性うつ病と誤認)2型はうつ病と誤診され、不適切な抗うつ薬投与で病態が悪化する例が目立つ。主な入院契機激しい躁による社会生活不能、浪費、暴力・易怒性難治性うつ状態、希死念慮の増大1型は「躁の鎮静」、2型は「自死の防止とうつ寛解」が入院目的となる。薬物治療の中心炭酸リチウム、非定型抗精神病薬ラモトリギン、クエチアピン、ルラシドン、リチウム2型は「うつ期の改善」を重視した処方設計が求められる。
佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。