「果物なら体に良いからいくら食べても大丈夫」という思い込みは危険だ。最新の栄養学や予防医学の観点から見ると、果物の摂り過ぎには予期せぬ落とし穴が潜んでいる。予防医学研究の第一人者として知られる板倉弘重医師(茨城キリスト教大学名誉教授)らの知見によると、果物に多く含まれる果糖(フルクトース)は、体内で素早く中性脂肪へ変換されやすい性質を持つ。
風邪予防に欠かせないビタミンCやクエン酸が豊富に含まれる温州みかんだが、1日に5個も10個も食べ続ければ、当然ながら糖質過多に直面する。特に血糖値をコントロールしたい人やダイエット中の人にとって、過剰な果糖摂取は無視できないリスクとなるのだ。