共学化以降、志願者数の推移は堅調な伸びを見せています。かつては女子限定だった門戸が男子にも開かれたことで、実質的な競争環境には確かな変化が生じています。
近年の受験倍率と募集日程の構造
2026年最新の入試動向において、秋季に実施されるA日程の実質倍率は約1.2倍〜1.5倍の間で推移しています。「全入に近いのではないか」という古い認識を持つ保護者もいますが、それは過去の話です。特に男子枠に関しては、通学利便性の高い都島・城東・旭区のみならず、JRおおさか東線やOsaka Metro今里筋線・長堀鶴見緑地線のアクセスを活用して周辺自治体からの併願・専願者が集まるため、油断のできない選考となっています。
選考日程は主に以下の3期に分かれています:
- A日程(9月下旬〜10月上旬):最も定員枠が大きく、専願志望者が集中する主軸入試。
- B日程(10月下旬〜11月):他校との併願者や他府県からの転居層を含む選考。
- C日程・追加入試(1月〜2月):若干名の募集枠に対する最終選考。
選考内容:ペーパー・行動観察・親子面接のポイント
試験内容は「ペーパーテスト」「行動観察(集団遊び・協調性)」「個別試問」、そして「保護者同伴面接」で構成されています。
難問・奇問を解かせるタイプではなく、話を聞く姿勢や生活常識、指示行動が正確に行えるかが試されます。ペーパーでは、話の記憶、数量の増減、図形構成、系列完成など、基礎的な思考力を測る問題が中心です。行動観察では、初対面の友達とブロックやおもちゃを分け合えるか、順番を待てるかといった「他者への譲り合い」が厳しくチェックされます。
そして合否の鍵を握るのが親子面接です。カトリック校特有の質問として、「家庭における祈りや感謝の習慣」「子どもを叱る基準」「困ったときに家族でどう乗り越えるか」といった親の人生観・養育態度が問われます。志望動機において「英語教育が魅力的だから」「学童があるから」という外形的なメリットだけを語る家庭は敬遠される傾向にあります。「信愛が大切にするキリスト教的隣人愛に、家庭の教育方針がどれほど共鳴しているか」を自身の言葉で語れる準備が不可欠です。