迷惑電話対策の代表格として世界中で利用されているのが「Whoscall」などの番号識別アプリだ。膨大なデータベースを駆使し、知らない番号からの着信時にも事業者名や詐欺警告を表示してくれる頼もしいツールである。
ただし、ここには明確な盲点がある。Whoscallが効果を発揮するのは、相手が番号を通知してかけてきた場合のみだ。発信元が「非通知」を選んでコールしてきた場合、アプリ側も識別するためのキーが存在しないため、相手の名前を割り出すことはできない。
もっとも、アプリが無意味なわけではない。「非通知着信そのものを一括で鳴動させずに遮断する」フィルタリング機能は極めて優秀だ。相手を暴くツールではなく、自らの日常を守る防護盾として活用するのが正しいアプローチといえる。