富士山は何県にある?山頂の県境未確定と登記簿に眠る驚きの真相

富士山は何県にある?山頂の県境未確定と登記簿に眠る驚きの真相

富士山は何県にある?山頂の県境未確定と登記簿に眠る驚きの真相について知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

「富士山は何県にあるのか」という問いに対し、境界未確定という事実はさらなる疑問を呼ぶ。土地の登記や税金はどうなっているのか。現地を取材すると、信じがたい行政の実態が明らかになった。

標高約3,700メートルを超える八合目以上の土地は、国有地でもなければ、静岡県や山梨県の公有地でもない。実は、宗教法人が所有する完全な「私有地」だ。そのため、不動産登記簿が存在する。法務局に保管されているその登記記録を確認すると、所在地の欄には驚くべき記載がある。市町村名や番地が書かれるべき場所に、ただ「富士山頂無番地」とだけ記されているのだ。都道府県の特定すらされていない。

さらに奇妙なのは、固定資産税の行方である。通常、私有地を保有していれば地方自治法と地方税法に基づき、所在する自治体から固定資産税が課される。しかし、富士山頂は静岡県富士宮市なのか山梨県富士吉田市なのか、所属自治体が法的に定まっていない。どちらの自治体も「ここは自らの管轄内だ」と一方的に課税通知を送ることはできない。結果として、富士山頂の広大な敷地には固定資産税が一切課税されていない。税金を取り立てられない土地が、日本の頂上にぽっかりと浮かんでいる格好だ。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。