反天連とはどんな組織か?正体・目的と終戦記念日デモの真相に迫る

反天連とはどんな組織か?正体・目的と終戦記念日デモの真相に迫る

反天連とはどんな組織か?正体・目的と終戦記念日デモの真相に迫るについて知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

ネットやニュースで「反天連」と略称される団体の正式名称は「反天皇制運動連絡会」です。設立は昭和末期の1984年にさかのぼります。当時計画されていた昭和天皇の「在位60年記念式典」や、将来的に見込まれていた皇位継承儀礼(大喪の礼・即位の礼)への危機感を強めた左派系のアクティビストらが呼びかけ、既存のセクト(党派)の枠組みを超えた緩やかなネットワークとして発足しました。

その正体を一言で表すならば、「日本国憲法下の象徴天皇制をも否定し、完全な共和制を志向する反体制派市民・活動家の連絡協議体」といえます。日本の近代史における戦争責任の根源が天皇制にあると位置づけ、現在の象徴天皇制についても「国民統合の美名のもとに差別構造や国家主義を温存させる装置」とみなして解体を訴えています。

反天連の主張をわかりやすく整理すると、根幹にあるのは次の3点です。

  • 天皇制の完全廃止:元号制度や皇室関連の公的儀礼を全廃し、世襲特権と国家の象徴性を否定する。
  • 靖国神社と国家の結びつきの断絶:戦没者追悼の国家関与を拒否し、植民地支配や戦争責任を徹底追及する。
  • 日米安保条約の破棄と自衛隊反対:反戦平和主義を掲げ、皇室を精神的支柱とするあらゆる再軍備化に反対する。

彼らが主張する根拠は、戦前の大日本帝国憲法下における軍国主義の反省と、国民主権・法の下の平等を定めた近代民主主義の徹底です。しかし、現代の国民感情において天皇・皇室が広く敬愛・受容されている現実とは著しい乖離があり、その急進的なスローガンは一般市民から強い違和感や反発を買う最大の要因となっています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。