埼玉県で私立高校を受験する家庭にとって、避けて通れないのが秋の「個別相談会」です。栄北高校においても、実質的な合格内定の指標となるいわゆる「確約」の取得が、秋以降の受験戦略の中心となります。
個別相談で提示が求められるのは、主に中学3年生の7月から12月に実施される北辰テストの成績票(偏差値)および中学校の通知表(調査書の内申点)です。一般的に、北辰テストの「上位2回分の平均偏差値」が評価の主軸となります。
基準の目安としては、以下の水準が例年の基本線となっています。
- 特類選抜コース:北辰偏差値の上位2回平均で65〜66以上(単願の場合は1〜2ポイント緩和される傾向あり)
- 特類Sコース:北辰偏差値の上位2回平均で61〜63以上
- 特類Aコース:北辰偏差値の上位2回平均で58〜60以上
さらに見逃せないのが、成績優秀者に適用される学費免除(特待生制度)の存在です。栄北高校では、入試成績や事前相談時の学力基準に応じて「S特待」「A特待」「B特待」などの区分が設けられており、入学金や施設費、授業料の全額免除または半額免除といった手厚い経済的支援が提供されます。
公立トップ校の併願として特類選抜の特待枠を確保できれば、万が一の際にも公立校並みの学費負担で質の高い私学教育を受けられるため、教育費の抑制を重視する保護者世帯にとって極めて魅力的な選択肢となっています。英検準2級や2級の取得、生徒会活動や皆勤などの実績が加点要素として考慮される場合もあるため、秋の個別相談会には関連する証明資料を漏れなく持参することが重要です。