かつて全国の主要ファッションビルやストリートの一等地を席巻したSports Lab by atmos 現在の状況について、単刀直入にお伝えすると、独立したショップ屋号としての店舗は現在すべて姿を消しています。しかし、これは経営破綻や不採算による単純な撤退ではありません。atmosを展開する運営母体(旧テクストトレーディングカンパニー、現フットロッカー傘下)が進めた、大規模なSports Lab by atmos ブランド統合の経緯がその根幹にあります。
2013年7月に誕生した同ブランドは、約7年間にわたりスニーカーカルチャーとスポーツアパレルの架け橋として爆発的な成功を収めました。その後、2018年秋から2020年にかけて、多角化していたストアブランドの整理統合計画が本格化します。「Sports Lab」の冠を外し、グローバルネームである「atmos」へと順次リニューアルおよび統合・集約する方針が決定されました。このリブランディングにより、看板は「atmos」へと掛け替えられ、実験的な“ラボ(実験室)”としての役割は、よりスケールの大きい旗艦店群へと発展的に解消されたのです。
さらに現在では、Sports Lab by atmos オンライン通販の機能も完全に統合され、公式「atmos WEB」および「atmos APP」へと一本化されています。当時の限定感やエネルギッシュな品揃えは、オムニチャネル化されたデジタルプラットフォームのなかで、日常的に体験できるインフラへとアップデートされました。