同店の看板メニューとして語り継がれているのが、漆黒の煤(すす)を纏った豪快な「もも炭火焼」です。この料理を語る上で欠かせないのが、自社ブランド地鶏である限定生産「神楽とり」の存在です。
宮崎地頭鶏(みやざきじとっこ)の血統を受け継ぐ神楽とりは、一般的なブロイラーの約3倍にあたる120〜150日以上の長期間にわたって平飼い飼育されます。じっくりと時間をかけて運動しながら育つことで、筋肉質で引き締まった肉質と、噛むほどに溢れ出す濃厚なアミノ酸の旨味を獲得します。
調理工程では、職人が炭火の上に鶏脂を意図的に落とし、立ち上る炎と煙で肉全体を包み込むように一気に燻し焼きにします。運ばれてきた瞬間に広がる芳醇な炭の燻製香と、噛み締めたときの力強い弾力は、まさに本場宮崎の郷土料理そのものです。添えられた本場仕込みの柚子胡椒をつけることで、脂の甘みとピリッとした辛味が調和し、完成された味わいを体感できます。
夜のアラカルトおよび宴会メニューも充実しており、定番の「車コース」は料理のみで4,400円(税込)から用意されています。冷製手作り豆富、鶏ハムサラダ、鮮度抜群のたたき、チキン南蛮、そして名物の炭火焼きまで網羅された構成は、初めて訪れる人でも同店の真髄を過不足なく味わえる設計となっています。