2022年秋から2023年にかけて相次いだ舞台休演や降板発表以降、白鸚の健康状態には常に注目が集まってきました。松竹の公式発表資料や歌舞伎関係者の証言によると、一部で囁かれた「末期がん」や「脳梗塞による後遺症」といった悪性疾患・突発性疾患の確定情報は存在せず、主因は80代特有のフレイル(加齢による心身の脆弱化)および運動器の機能低下です。
特に観客の不安を煽る要因となったのが、舞台や式典で見せた歩行時のふらつきでした。公の場においてスタッフや共演者に両脇を支えられて登壇する姿や、車椅子を併用して移動する姿が報じられたことで、「松本白鸚 歩行困難」「入院 病院」といった検索ワードが急増。しかし、実際には長期入院で寝たきりになっているわけではなく、都内の自宅を拠点としながら、専門の理学療法士による歩行訓練と定期的な通院ケアを続けています。
2026年現在も、白鸚本人の舞台に対する情熱は衰えていません。セリフの明瞭さや眼光の鋭さは健在であり、長時間の立ち回りや重労働を伴う演目を避け、座った状態で見せ場を作る役柄や、出番を絞った特別出演の形式で観客を魅了し続けています。