高橋由伸氏のスキャンダルとして最も知られているのが、2012年11月に写真週刊誌『FRIDAY(フライデー)』に掲載されたベッド写真流出報道です。当時、現役屈指のスター選手としてチームを牽引していた高橋氏のスキャンダルは、世間に大きな衝撃を与えました。
報道の内容は、過去(2000年代半ばと推測される時期)に撮影された女性との私的な写真が外部に流出し、それを材料に巨額の金銭を要求されたというものでした。この件における写真流出の理由は、本人の不注意による流出というよりも、悪意を持った第三者が関与した計画的な恐喝劇でした。
読売巨人軍および高橋氏側の対応は極めて迅速でした。金銭要求に屈することなく、直ちに警視庁に被害届を提出して恐喝未遂事件として立件を進めました。つまり、週刊誌に写真が掲載された時点で、高橋氏は「不祥事を起こした加害者」ではなく「犯罪被害に遭った当事者」という構図が法的に成立していたのです。
軽率な行動があった点については本人も反省の意を示したと伝えられていますが、反社会的勢力や脅迫に対して毅然とした法的手続きを取ったことで、球団内での選手生命を脅かす処分には至りませんでした。しかし、「写真が存在した」というスキャンダラスな事実だけが切り取られ、後年までネット上で独り歩きする要因となりました。