重電・産業機械産業は、かつてない構造転換の渦中にある。過去数十年にわたり、現場が求めてきたのは「壊れないこと」と「導入コストの安さ」だった。だが、電力市場の乱高下と欧米主導の環境規制がその平穏を一変させた。いま工場長たちが血眼になって探しているのは、1キロワット時あたりの生産効率を極限まで絞り出せる革新的な基幹設備である。
株式会社日立製作所の社長兼CEOである小島啓二が掲げる「環境・レジリエンス・安心安全」の成長軸において、現場の最前線を担うのがグループの中核企業、株式会社日立産機システムだ。巨大なインフラ網から町工場の動力源に至るまで、泥臭いハードウェアの運用ノウハウを蓄積してきた同社だからこそ、机上の空論ではない実利的な省エネの処方箋を書くことができる。