フジテレビの目玉マークはなぜ誕生した?歴代ロゴの変遷と都市伝説の真相

フジテレビの目玉マークはなぜ誕生した?歴代ロゴの変遷と都市伝説の真相

フジテレビの目玉マークはなぜ誕生した?歴代ロゴの変遷と都市伝説の真相について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

テレビ画面の右上や番組のオープニングに現れるあの特徴的なシンボルは、フジテレビ単体のロゴではなく、産経新聞やニッポン放送、ポニーキャニオンなどを傘下に収めるフジサンケイグループの統一シンボルマーク(通称:コミュニケーション・アイ)として誕生しました。

導入されたのは1985年4月のことです。当時、グループの第二代議長に就任した鹿内春雄氏が主導した大規模なCI改革「フジサンケイグループ・コミュニケーション会議」が契機となりました。それまで新聞、ラジオ、テレビ、出版、レコード会社と各社がバラバラの社章や社名ロゴを使用していたため、グループとしての一体感を創出し、総合メディア企業としての存在感を強烈に打ち出す目的がありました。

このシンボルマークのデザインを担当したのが、当時国内外の広告界・出版界で絶大な支持を集めていたイラストレーターの吉田カツ(吉田克己)氏です。

幾何学的で無機質な定規引きのロゴが主流だった時代に、吉田氏が提出した原画は、筆の勢いと手描きの躍動感をそのまま残した「人間の瞳」のドローイングでした。関係者の証言や当時の制作記録によると、選考過程では幾何学的な近代デザイン案も多数並びましたが、鹿内春雄氏が「これまでにない人間味と圧倒的な生命力がある」と吉田氏のラフスケッチを即決で採用したと伝えられています。

公式に込められた意味は、「メディアの原点である『視る・聴く・読む』を通じて、時代の先を的確に見つめ、人間尊重の温かい視線を届ける」という理念です。中央の黒目は好奇心と探求心、それを取り囲む大らかな筆のラインは自由な発想と拡がりを表しています。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。