体感型動物園iZooの展示コンセプトは、徹底した「生息環境の再現」と「人間と動物の境界線の排除」にあります。一般的な動物園では分厚いアクリル板や強固な檻に隔てられている生き物たちが、iZooでは目と鼻の先、時には手を伸ばせば触れられる距離に存在します。
園内を歩くと、頭上の樹木からイグアナが視線を投げかけ、通路の真ん中を体重数十キロを超えるアルダブラゾウガメが悠然と横断していきます。来園者が動物のテリトリーにお邪魔するという逆転の発想こそが、大人から子どもまでを惹きつける最大の要因です。
仕掛け人である園長の白輪剛史氏は、長年にわたり爬虫類の輸入・繁殖・保護に携わってきた日本屈指のエキスパート。テレビ番組や学術界でも知られる同氏の情熱と深い知見が、ただ珍しい動物を並べるだけの見世物小屋とは一線を画す、高度な生息域外保全とエンターテインメントの両立を実現させています。