膝の靭帯損傷「歩けるから放置」は後悔する?症状の違いと手術基準を徹底解説

膝の靭帯損傷「歩けるから放置」は後悔する?症状の違いと手術基準を徹底解説

膝の靭帯損傷「歩けるから放置」は後悔する?症状の違いと手術基準を徹底解説について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

膝関節は大腿骨(太もも)と脛骨(すね)をつなぐ強固な4つの靭帯によって支えられています。前方へのズレを防ぐ「前十字靭帯(ACL)」、後方へのズレを防ぐ「後十字靭帯(PCL)」、内側へのグラつきを抑える「内側側副靭帯(MCL)」、外側を支える「外側側副靭帯(LCL)」です。

受傷直後に「膝の靭帯損傷でも歩ける」現象が起きる理由は明確です。靭帯が断裂・損傷していても、直進方向への単純な歩行であれば、太ももの筋肉(大腿四頭筋など)が一時的に膝を支えるため、ある程度体重を乗せることができてしまいます。しかし、回旋や横方向の負荷がかかった瞬間に踏ん張りが利かなくなります。

自身の状態を把握するために、以下の膝靭帯損傷の症状チェックリストを確認してください。

  • 受傷時の断裂音(ポップ音):膝の奥で「ボキッ」「プチッ」という感覚や破裂音があった。
  • 関節血症(腫れと熱感):受傷後数時間〜翌日にかけて膝に関節液や血液が溜まり、パンパンに腫れ上がった。
  • 膝くずれ(Giving way):歩行中や階段の昇降時に、膝の力が抜けてガクッと折れそうになる。
  • 可動域制限:膝を完全に伸ばし切ることや、正座のように深く曲げることができない。
  • ロッキング症状:膝がある角度で引っかかり、激痛で動かせなくなる(半月板損傷の合併症状として高頻度で発生)。

特に前十字靭帯断裂では、急性期に約半数以上の割合で外側半月板の損傷を合併し、陳旧期(放置後)には内側半月板の二次断裂を引き起こすことが整形外科学会の統計データでも裏付けられています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。