毎月の食費は、一体いくらが「標準」なのでしょうか。総務省統計局が公表している最新の家計調査報告を読み解くと、子育て世代を含む4人世帯(勤労者世帯)の1ヶ月あたりの食費平均額は9万5,000円から10万円前後に達していることがわかります。数年前と比較すると、年間で10万円以上の実質増額となっている計算です。
農林水産省が公表する主要食品の価格動向を見ても、天候不順や物流コストの上昇、原材料費の高騰が重なり、生鮮食品から加工食品まで軒並み高止まりが続いています。このような状況下で「とにかくもやしや豆腐ばかり食べる」「肉の量を極端に減らす」といった極端な削り方は、栄養バランスを崩すだけでなく、家族のストレスを爆発させる原因にしかなりません。従来の根性論による節約は、すでに限界を迎えています。