仕込みの手軽さから支持を集める「無印良品の発酵ぬかどこ」を利用する場合でも、最後の仕上げと保存方法にこだわることでクオリティが格段に跳ね上がります。
変色を防いで鮮度を保つプロの技
アボカドを切って空気に触れさせると、含まれるポリフェノールオキシダーゼという酵素の働きにより、果肉が黒っぽく変色してしまいます。ぬか床から取り出した後は、包丁を入れる直前に断面へレモン果汁を数滴馴染ませるか、空気に触れさせないようラップで隙間なく密着包装することが美しさを保つコツです。
取り出し後の日持ちと保存方法
ぬか床から取り出したアボカドは、表面のぬかを軽く水で洗い流し(ガーゼを使用した場合は剥がすだけ)、ペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。保存容器に入れて冷蔵保存した場合の日持ち目安は2〜3日以内です。時間が経つにつれて塩分が果肉の奥まで回り、食感が締まりすぎてしまうため、取り出したら翌日中には食べ切るのが最も豊かな風味を楽しむ秘訣です。
晩酌を格上げする極上アレンジ3選
そのままスライスして食べるだけでも絶品ですが、簡単な調味料をプラスするだけで、名店の創作和食のような一皿へと昇華します。
1. エキストラバージンオリーブオイル&黒胡椒
スライスしたアボカドぬか漬けに、上質なオリーブオイルを回しかけ、粗挽き黒胡椒をたっぷり振ります。ぬかの和風発酵香に洋風のフルーティーなオイルが絡み合い、冷えた辛口白ワインやシャンパンに完璧に合致します。
2. 焼き海苔とわさびの磯辺仕立て
一口大に角切りにしたぬか漬けに、本わさびを少量添え、上質な有明産焼き海苔や韓国海苔で巻いて食します。発酵のコクと海苔のグルタミン酸が重なり、純米酒やクラフトビールの手が止まらなくなる味わいです。
3. クラッカーと生ハムのカナッペ
全粒粉クラッカーの上に薄切りのアボカドぬか漬けと生ハムを重ねます。生ハムの動物性旨味とアボカドの植物性チーズ風味が口内で溶け合い、手軽でありながら豪華なホームパーティーの主役に仕上がります。