アボカドは野菜か果物か?売り場の謎と植物学上の真実を徹底解剖

アボカドは野菜か果物か?売り場の謎と植物学上の真実を徹底解剖

アボカドは野菜か果物か?売り場の謎と植物学上の真実を徹底解剖の詳細について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

アボカドが「森のバター」の異名を取る最大の理由は、果肉全体の約15〜20%を脂質が占めている点にあります。一般的な果物の脂質が1%未満であることと比較すると、極めて特異な栄養構成です。過去にはギネス世界記録において「最も栄養価の高い果物(Least nutritious fruitではなくMost nutritious fruit)」として掲載された実績を持ちます。

アボカドの栄養成分・カロリー・糖質・脂質の実数値データは以下の通りです。

可食部100gあたりのカロリーは約178kcal(中サイズ1個あたり約260kcal)。白米1杯分に匹敵するエネルギーを誇りますが、糖質は100gあたりわずか0.9g程度と極めて低糖質です。特筆すべきはその脂質の質にあります。主成分はオリーブオイルにも豊富に含まれる「オレイン酸」をはじめとする一価不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸は、悪玉(LDL)コレステロールの上昇を抑え、血液をサラサラに保つ健康効果が広く実証されています。さらに、抗酸化作用が高く若々しさを保つ「ビタミンE」、体内の余分な塩分を排出してむくみを予防する「カリウム」、腸内環境を整える「水溶性・不溶性食物繊維」が黄金比で凝縮されており、美容と健康の総合サプリメントのような働きを果たします。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。