スイミングスクールや学校の授業後、プールで子どもの耳に水が入って抜けないとぐずる場面は珍しくありません。大人の外耳道がS字状にカーブしているのに対し、子どもの耳は細く直線的で、鼓膜までの距離も短いため、水が抜けにくい構造的特徴があります。
子どもが耳の違和感を訴えた場合、無理に頭を振らせたり、親が綿棒で中をまさぐる行為は厳禁です。子どもが急に動いた拍子に鼓膜を突いてしまう大事故に直結します。
家庭で行うべき手順は以下の通りです。
- 横向き寝の誘導:水が入った耳を下にして、タオルを敷いた枕やクッションに寝かせます。重力と体温によって数分から十数分で自然に出てくるケースが大部分です。
- こよりの接触:耳の穴の入り口付近にティッシュの先端を当てるだけに留めます。
- スイミングキャップや耳栓の活用:頻繁に水を溜めてしまう子どもの場合、水泳用の専用耳栓を着用させることが、根本的な中耳炎の予防や外耳トラブル防止に役立ちます。