対数グラフを作成しようとした際、最も多くのユーザーを悩ませるのが「対数グラフに0または負の数を含めることはできません」というExcelのエラーダイアログです。数学的に $\log_{10}(0)$ は負の無限大に発散し、負の数の実数対数は定義されないため、Excelの描画エンジンが自動的に空白またはエラーとして処理してしまうのが原因です。
この問題に対して、実務や学術研究では以下の3つのアプローチで安全に対処します。
現場の実務において最も汎用的なのは、検出限界(LOD: Limit of Detection)を下回るゼロ値に対して、「検出限界の半分」や「1(加算してもオーダーに影響を与えない微小値)」を割り当てる手法です。グラフの脚注に「※0は検出限界未満として0.01にプロット」と明記することで、データ倫理上の透明性を担保できます。