アルゼンチン共和国の事実上の公用語(公的文書や教育、メディアで使用される言語)はスペイン語(カステジャーノ / Castellano)です。南米の広大な国土全域で話されており、国民の約95%以上がスペイン語を第一言語としています。
なぜ南米のアルゼンチンでスペイン語が話されているのか。その背景には、16世紀初頭に始まったスペイン帝国による植民地支配の歴史があります。1516年にスペインの探検家フアン・ディアス・デ・ソリスが現在のラプラタ川流域に到達して以降、この地はスペインの支配下に置かれました。1816年にアルゼンチンとして独立を果たした後も、行政、法制度、教育の共通基盤としてスペイン語が継承され、現在に至っています。
なお、先住民族の言語としてケチュア語、グアラニー語、マプチェ語なども一部地域で話されており、北東部のコリエンテス州ではグアラニー語がスペイン語とともに州の公用語として認定されています。しかし、国全体を統括する実質的な共通言語は完全にスペイン語で統一されています。