医療の縦割り構造を打破すべく始動したのが、呼吸器・アレルギー統合診療プロジェクトだ。呼吸器内科、アトピー・アレルギー科、小児科、皮膚科が垣根を越えて連携する同院ならではの取り組みである。
例えば、成人の気管支喘息患者がアトピー性皮膚炎や副鼻腔炎を併発しているケースは少なくない。従来の医療体制では複数の科を梯子して受診する必要があったが、このプロジェクトでは各科のプロフェッショナルが横断的に情報を共有し、最適な治療方針をワンストップで策定する。
結果として、重複投薬のリスクが大幅に軽減され、患者の身体的・経済的負担は激減した。多角的な視点から症状の根本原因を紐解くこのアプローチは、まさに次世代の医療モデルと言えるだろう。