時計の針を2000年代初頭へと巻き戻してみましょう。当時、過激な体を張るロケで日本中から愛されつつも「結婚相手にしたくない男」のレッテルを貼られていた出川哲朗さんと、秋田県出身でレースクイーンやモデルとして華々しく活動していた阿部瑠理子さん。接点が想像しにくい2人の出会いは、2003年秋に共通の知人(お笑いタレントの藤井隆さんらを通じた食事会)がセッティングした場でした。
瑠理子さんはテレビで見る出川さんの「どんな無茶振りにも決して腐らず、現場のスタッフや共演者へ細やかな気配りを忘れない誠実な素顔」に触れ、急速に惹かれていったと伝えられています。一方の出川さんも、当時25歳という若さでありながら芯の強さと優しさを併せ持つ彼女に心を奪われ、交際へと発展しました。
世間を驚愕させたのが、2004年春に放送されたテレビ朝日系『ロンドンハーツ』による大規模なプロポーズ企画です。制作費数千万円を投じたイタリア・ロケ特番において、出川さんはヴェネツィアの運河やローマの名所を巡り、最後は夜景が広がる広場で弦楽四重奏が響く中、赤いオープンカーの前にひざまずいて指輪を差し出しました。
「瑠理子のために生きていきます。結婚してください」という魂の叫びに対し、瑠理子さんは涙を浮かべて快諾。2004年4月5日に入籍を果たしたこの瞬間、芸能界きっての「14歳差の美女と野獣カップル」が正式に誕生したのです。