度重なる嵐を抜け、玉置浩二がようやく辿り着いた安住の地。それが2010年に結婚したタレントの青田典子である。出会い自体は1980年代に遡るが、深く傷つき心身ともに疲弊していた玉置を、青田は無償の愛と献身で包み込んだ。
青田は芸能活動をセーブし、玉置の健康管理からスケジュール調整、精神的なサポートに至るまで、文字通り影となり日向となって彼を支え続けた。玉置の奔放な天才性を誰よりも理解し、深い懐で受け止めたのである。
かつてソニー・ミュージックレコーズなどからリリースされ、人々の心に寄り添い続けてきた珠玉の名曲「田園」や「メロディー」。孤独や痛みを歌い上げてきたこれらの楽曲は、青田という揺るぎない錨を得たことで、ライブのステージにおいて一層の温もりと圧倒的な生命力を放つようになった。彼女の存在こそが、玉置のシンガーとしての第二の黄金期を切り拓いたと言っても過言ではない。