政治の潮目が大きく変わろうとしていた矢先の出来事だった。光文社が運営する『Smart FLASH』が報じた密会記事は、衆議院選挙で躍進を遂げた直後の国民民主党を直撃した。玉木雄一郎代表は報道当日の朝、緊急記者会見をセット。カメラの砲列を前に「概ね事実である」と認め、深々と頭を下げた。
政策論争で存在感を示していたリーダーの私生活スキャンダルは、永田町に小さくない衝撃を与えた。政治ジャーナリズムの視線は、政策の妥当性から個人の倫理観へと一気にスライドしていく。記者の厳しい追及に対して玉木氏が見せた苦渋の表情と、報道で浮き彫りになった小泉氏の存在。政界のパワーバランスを揺るがす導火線となったスクープの威力は、活字メディアの影響力を改めて見せつける形となった。