重税にあえぐ現状を指をくわえて見ているだけでは、家計の疲弊は加速するばかりだ。自らの手で手取りを死守するためには、合法的かつ確実な節税スキームをフル活用するパーソナルファイナンス(Personal Finance)の知恵が不可欠になる。その第一歩となるのが「個人型確定拠出年金(iDeCo)」の徹底活用だ。
iDeCoの最大の強みは、拠出した掛金の全額が所得控除の対象となる点にある。課税所得を圧縮することで、翌年の所得税および住民税をダイレクトに軽減できる。これに加えて、寄附金控除を活用した「ふるさと納税(Hometown Tax Donation)」を組み合わせることで、自己負担2,000円を除いた寄附金額分を住民税などから控除させつつ、返礼品によって日々の生活必需品や食費を大幅に浮かせることが可能だ。
さらに、確定申告や各種控除の申請手続きにおいては、国税庁の「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」を駆使することで、スマートフォンやPCから短時間で不備なく控除を完結させられる。制度を知り、面倒がらずに使いこなす者だけが、手元に残るキャッシュを最大化できる時代なのだ。