映画やドラマの第一線で活躍し続けてきた山崎努が、メディアへの露出を大幅にセーブしていることから「事実上の引退ではないか」と囁かれています。しかし、本人が公式に「俳優引退」を発表した事実は一切ありません。
彼が仕事を絞り込んでいる最大の理由は、「納得のいく作品にのみ魂を注ぐ」という徹底したプロ意識と、80代後半という年齢に見合ったペース配分にあります。
近年の出演作を振り返ると、2018年の主演映画『モリのいる場所』では画家・熊谷守一の晩年を飄々と演じ切り、2019年の映画『長いお別れ』では認知症を患う元中学校校長役を圧巻のリアリティで演じました。さらに2022年の木村拓哉主演ドラマ『未来への10カウント』にも出演し、重厚な演技で作品を引き締めました。無理にスケジュールを詰め込むのではなく、信頼できる監督や心動かされる脚本に出会った際に出演するという、まさに名優ならではのスタンスを貫いています。