2018年末頃からメディアを席巻した「お笑い第7世代」というフレーズ。ブームの過熱と終息を経て、お笑い第7世代の現在は「一過性のトレンド」から「個々の実力による棲み分け」のフェーズへと完全に移行しています。
ムーブメントの中心にいた霜降り明星は、冠番組を多数抱えつつYouTubeや個々のラジオで圧倒的な発信力を維持。ハナコはゴールデン番組のMCや俳優業でも存在感を発揮し、かが屋や宮下草薙、ぼる塾らはそれぞれのキャラクターを活かした独自の立ち位置を確立しました。看板に頼る時代は終わり、純粋な舞台力とパーソナリティで勝負する成熟期に入っています。
一方で、光が当たれば影も生じるのが厳しいお笑い界の現実です。解散したお笑いコンビの現在に目を向けると、新たな道で再起を図る芸人たちのたくましさが見えてきます。長年愛されたアジアンや和牛、強烈な個性でカルト的人気を博したコウテイ、実力派トリオから再編されたGAGやゾフィーなど、コンビを解消した芸人たちは、ピン芸人としての再出発、作家への転身、新コンビ結成による賞レースへの再挑戦など、それぞれの形でエンタメの最前線に立ち続けています。