発作の恐怖に怯える日々から抜け出すためには、確実な順序がある。第一のステップは「徹底した休息と医療機関の受診」だ。身体が警告を発している段階で気合で乗り切ろうとすれば、かえって病状は慢性化する。専門医の診断を受け、適切な処方を受けることが最優先となる。
第二のステップは「予期不安のコントロール」だ。4秒吸って8秒かけて吐く腹式呼吸の習慣化や、「今ここ」の五感に意識を向けるマインドフルネスを取り入れることで、発作の前兆を感じた際のパニック連鎖を断ち切る。そして第三のステップが「小さな成功体験の積み重ね」である。近所の散歩から始め、各駅停車の電車に一駅だけ乗るなど、安全を確保した上で行動範囲をミリ単位で広げていく。有名人たちも例外なく、この泥臭いスモールステップの反復によって日常を取り戻していった。