抜歯矯正で口元が引っ込みすぎ?老け顔や後悔を防ぐ修正法と診断基準

抜歯矯正で口元が引っ込みすぎ?老け顔や後悔を防ぐ修正法と診断基準

抜歯矯正で口元が引っ込みすぎ?老け顔や後悔を防ぐ修正法と診断基準の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

美容医療や矯正歯科のカウンセリングで頻繁に用いられる「Eライン(鼻先と顎先を結んだ直線)」ですが、この数値を絶対視することには大きな危険が伴います。Eラインはもともと欧米人の骨格をもとに提唱された審美基準であり、鼻が高くオトガイが発達している骨格を前提としています。

一般的な日本人の場合、欧米人に比べて鼻骨が低く、オトガイの立ち上がりも控えめです。そのため、上下の唇がEラインの内側に深く入り込みすぎると、日本人の骨格的特徴と調和が取れず、いわゆる「鳥のくちばし」のような不自然な陰影が生じることになります。

日本矯正歯科学会の各種臨床研究や専門医の見解でも、東洋人における理想的な口唇位置は「Eライン上にわずかに接するか、1〜2ミリ内側」が自然とされています。骨格的な突出度が低い患者に対して無理に抜歯を行い、前歯を限界まで下げてしまうと、過蓋咬合(深い噛み合わせ)を併発し、オトガイ筋が緊張して顎先に梅干しジワが生じるなど、審美的・機能的な二次トラブルを招くことになります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。