ネット検索で頻出する「ナカノ タント 廃盤」というキーワード。これによって「もうあの名作ワックスは買えないのか」と不安を抱くユーザーが存在しますが、結論から言えば完全な誤解です。過去の黒フタ・赤フタといった旧世代パッケージが生産終了となっただけであり、中野製薬のフラッグシップとして現行モデルへと正規移行しています。
では、なぜ一部で「リニューアル版はキープ力が弱くなった」と囁かれるのでしょうか。検証の結果、以下の2つの盲点が浮き彫りになりました。
第一に、「塗布時の水分量と伸びの良さ」による錯覚です。新処方では手のひらでの伸びが格段に良くなったため、旧モデルと同じ感覚で指先に取ると、無意識に使用量が少なくなってしまう傾向があります。均一に薄く伸び広がる設計になった反面、十分なセット力を引き出すためには、髪の長さに応じた適正量をしっかり手のひら全体に馴染ませる必要があります。
第二に、「ヘアトレンド自体の変化」と品番のミスマッチです。かつて主流だった「ガチガチに立たせるツンツンヘア」から、現在は「毛流れや空気感を生かしたナチュラルマッシュ・センターパート」へとトレンドが移行しています。毛量が重めのヘアスタイルに対して、軽さを重視した品番(エアライトや低番手)を合わせてしまい、「キープできない」と誤認しているケースが後を絶ちません。立ち上がりを強固に保ちたい場合は、迷わずナカノ スタイリング タント 7番かクレイを選択するのが鉄則です。