愛犬との密着就寝を習慣化するにあたり、獣医学的観点から絶対に知っておくべきなのが犬と一緒に寝る注意点と病気リスクです。特に警戒すべきは、人獣共通感染症(ズーノーシス)と物理的事故の2点です。
厚生労働省の感染症情報でも注意喚起されている「カプノサイトファーガ感染症」や「パスツレラ症」は、犬の口腔内に常在する菌が人間の粘膜や微細な傷口から侵入することで発症します。愛犬と同じ布団に入り、顔を舐め合ったり口元に密着した状態で眠る行為は、免疫力の落ちた高齢者や乳幼児にとって重篤な感染リスクを伴います。
さらに、ノミ・マダニや消化管内寄生虫の媒介、フケや抜け毛によるハウスダストアレルギーの悪化も見逃せません。寝具の定期的な丸洗い(週1回以上の高熱乾燥が推奨)、愛犬の定期的な駆虫薬投与(2026年現在主流の通年轻頭投与)、ブラッシングの徹底といった衛生管理プロトコルを守ることが、安全な共生の絶対条件です。