油染みを発見した際、最も手軽かつ効果絶大なのが「油染みの落とし方に食器用洗剤を活用する」という王道の処置です。台所用洗剤は、ギトギトの油鍋を洗うために高濃度の界面活性剤が配合されており、衣類の油分を分解する能力にも秀でています。
中性または弱アルカリ性の食器用洗剤をシミ部分に直接数滴垂らし、指の腹や毛先の柔らかい古歯ブラシで外側から中心に向かって優しくトントンと叩き込みます。ここで強く擦りすぎると繊維の毛羽立ち(白化)を招くため注意してください。洗剤が浸透したら、40度〜50度のお湯を当てながらしっかりと揉み洗いし、油分を白く乳化させて洗い流します。この前処理を行ってから通常通り洗濯機で洗うだけで、大半のついたばかりの油染みは綺麗に消え去ります。
さらに、皮脂の混ざった油汚れや頑固な皮脂ジミには、油染みに重曹やセスキ炭酸ソーダを併用する手法が有効です。弱アルカリ性のセスキ炭酸ソーダ水スプレーを吹きかけることで、酸性の油脂が中和・加水分解され、驚くほどスルリと浮き上がります。