At車の坂道発進で下がる原因は?安全な手順と後退を防ぐプロの極意

At車の坂道発進で下がる原因は?安全な手順と後退を防ぐプロの極意

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AT車には、シフトを「D(ドライブ)」に入れているとアクセルを踏まなくても車がゆっくりと前進するクリープ現象が備わっています。これはトルクコンバーターを介してエンジンのアイドリング回転が駆動輪に伝わる仕組みですが、この前進力は極めて微小です。

一般的な乗用車のクリープ現象による駆動力は、平坦路を時速5km前後で進む程度のトルクしかありません。そのため、傾斜が約5度(勾配約8〜9%)を超える坂道になると、車両重量による後退力(重力加速度の分力)がクリープの駆動力を上回ってしまいます。これが、AT車 坂道発進 後退する理由の力学的な正体です。

さらに近年普及しているCVT(無段変速機)やDCT(デュアルクラッチトランスミッション)搭載車、ハイブリッド車の一部では、燃費向上のためにアイドリング回転数が低く抑えられていたり、クラッチ接続にわずかなタイムラグが生じたりすることがあります。「Dレンジに入っているから大丈夫」という過信は、AT車 坂道 バック 落ちるトラブルを引き起こす最大の要因といえます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。