恋愛リアリティショーというジャンルが百花繚乱の様相を呈するなかで、『あいのり:Asian Journey』が残したインパクトは絶大だった。その中心にいたでっぱりんは、カメラの前で一切の取り繕いを見せず、本音をぶつけ合う姿で視聴者の心を揺さぶり続けた。怒りを爆発させる衝撃的な格闘シーンもあれば、仲間を想い涙を流す脆さも見せる。その極端なまでのリアリティが、テレビ的なお約束に飽きていた若い世代に突き刺さったのだ。
フジテレビの地上波放送に加え、Netflixを通じて世界190カ国以上に配信されたことで、彼女の知名度は国境を越えて一気に拡大した。愛憎が渦巻くピンクのワゴン車内で繰り広げられた人間ドラマは、単なるタレントの売名行為とは一線を画す、むき出しの人間ドキュメンタリーとして今も語り継がれている。