群馬の気候を語るうえで外せないのが、冬の「赤城颪(あかぎおろし)」と夏の「ゲリラ豪雨・雷雨」である。赤城山から吹き下ろす乾燥した冷たい強風は、洗車したばかりの車に砂塵を浴びせ、自転車の運転すら困難にする。2026年現在の気象データでも、冬季の最大瞬間風速が時速70キロ(秒速約20メートル)を超える日が頻発しており、看板の飛散や転倒事故の主要因となっている。
対照的に、夏場の午後に牙をむくのが北関東名物の激しい雷雨だ。上空の寒気と地表の暖められた空気が激しく衝突することで積乱雲が急速に発達し、わずか30分で道路が冠水するほどのドカ雨を降らせる。落雷による停電被害やビニールハウスの破壊を伴う突風・降雹(ひょう)のリスクも高く、一瞬の油断が大きな損害につながる。