完成したアイテムは、当日グラウンドで使って終わりではない。体育祭の前後にはプリントシール機(プリクラ)へ直行し、狭いブースの中でうちわの文字を顔の横に掲げてポーズを取るまでが一連のパッケージだ。
さらにTikTokでは、制作のタイムラプス動画やBGMに合わせた完成品のお披露目動画が連日投稿され、数万件のいいねを集める。友達同士でうちわの裏面に手書きメッセージを交換し合い、卒業後も部屋に飾るメモリアルグッズとして保管するケースも多い。一過性の応援グッズは、デジタルとリアルを行き来する強固な記念碑へと進化した。