彼の原点を語るうえで、黎明期のJ-POPシーンにおける躍動は外せない。かつて伝説的な人気を誇ったNYCの一員としてポップネスの極みを体現していた少年は、早くから表現の別天地を見出していた。それが舞台演劇という過酷なリングである。
とりわけ、金字塔的作品である『Endless SHOCK』への出演は、表現者としての骨格を決定づけた。一瞬の油断も許されないフライングや激しい殺陣、連日満席の重圧。その極限状態のなかで鍛え上げられた身体性と発声は、単なるタレントの枠を完全に破壊した。客席の最後列まで感情を届ける声の伸び、爪先一本にまで神経を行き渡らせる肉体言語。舞台上で流した無数の汗が、現在の揺るぎない自信を支える頑強な背骨となっている。