手首の痛みがどこから来ているのかを把握するために、自宅でできるTFCC損傷のセルフチェックと見分け方のポイントを確認してみましょう。
まず代表的な判別法が「フォベアサイン(Fovea Sign)」と呼ばれる圧痛検査です。手首の小指側にあるポコッと出っ張った骨(尺骨頭)のすぐ真下、手のひらと手の甲の境目あたりにある小さな窪みを探してください。この手首の小指側を押すと痛い場合、TFCC周辺に強い炎症や損傷が起きている可能性が高まります。
続いて動作によるチェックです。以下のような動きで痛みが誘発されるか確認してください。
- ドアノブを回す、雑巾をきつく絞る動作
- フライパンを持ち上げる、急須でお茶を注ぐ動作
- 机に手をついて立ち上がろうと体重をかける動作
- パソコンのマウスを操作しながら手首を外側に傾ける動作
このように手首をひねると痛い小指側の症状が顕著に出る場合、腱鞘炎よりも関節深部の靭帯・軟骨トラブル(TFCC損傷など)を疑う必要があります。