二谷友里恵氏が表舞台から完全に姿を消した決定打となったのは、健康悪化ではなくビジネス上の歴史的イグジット(事業売却)です。
2021年後半、トライグループは英大手投資ファンドであるCVCキャピタル・パートナーズに対して、グループ全株式を売却することを決定しました。買収総額は約1100億円に達すると報じられ、教育業界における最大規模のM&Aとして経済界に大きな衝撃を与えました。この取引に伴い、創業者の平田修氏および社長を務めていた二谷友里恵氏は経営権を完全に委譲し、役員を退任しています。
巨額の売却益を得た夫妻は、莫大な個人資産を手にしたと推測されており、経済的な成功を完全に収めた上で実業界から名誉ある引退を果たしました。「経営を退いた=病気で倒れたのではないか」という安易な推測が一部でなされましたが、実際は次世代への事業承継と経営上の出口戦略を完璧に成し遂げた結果の勇退でした。