「大阪中央郵便局といえば、深夜の最終電車を逃した後でも荷物を差し出せる場所」。そうしたかつての常識を抱いたまま現地を訪れると、強い違和感を覚えることになります。同局における24時間窓口の歴史は、数次にわたる日本郵便の全国的なネットワーク再編と、物流・労務管理の抜本的な見直しによって幕を閉じました。
日本郵便の公式発表や労務体制の変遷を辿ると、背景にはいわゆる「物流2024年問題」に端を発する深夜トラック輸送のダイヤ改正や、窓口スタッフの過重労働是正があります。深夜帯における利用件数は日中の数パーセントに過ぎないにもかかわらず、防犯要員を含めた複数名体制の維持コストが重くのしかかっていた現場の苦悩がありました。結果として、都市部の「ゆうゆう窓口」は営業時間が大幅に切り詰められ、大阪中央郵便局も例外ではなく朝7時から夜19時(休日は18時)までの枠組みに集約されたのです。
土日祝日もシャッターを開けている点は利便性の高さを保っているものの、「日祝の夕方18時終了」というデッドラインは想像以上に早く訪れます。休日の梅田で買い物や映画を楽しんだ後、「帰りがけにメルカリの発送や不在票の引き取りを済ませよう」と考えていると、18時を回ってしまい窓口利用を断念せざるを得ない事態に直面します。